Carvingシリーズ (ブルートパーズ編)②
表面にはお花柄、裏面には格子柄の Carvingシリーズは、特注で quirk of Fate オリジナルの彫りを施してもらっています。
quirk of Fate の求める形を共有してもらうためには侃々諤々と何度も何度もやり取りを重ねますが、理想形に辿り着くまでには英語ゆえのトラブルも少なくありません。
対象は、二つと無い自然が織りなす天然石。
それぞれ状態が異なる上に、一つ一つハンドメイドで彫り込んでいくので難しいことも多々ございます。
形、厚み、色、彫り、磨きに気を配るのは勿論ですが、細かいことを申し上げると、更に配慮を促すポイントは、石のサイドの立ち上がるエッジの角度。
その石に合わせて金枠をつくり、そこにピッタリ合うようにハンマーでコツコツと石留めをする私にとって、石と金枠を美しく合体させるには、その角度がとても重要。
細部まで理想形を共有し、様々な問題を一歩ずつ解決して一つの作品ができあがります。
日本の切り子のようなシャープさとはまた違って、優しくぷっくりと可愛らしい中にも、大胆さとどこかエキゾチックな雰囲気が漂う quirk of Fate の Carvingシリーズ。
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