Silver Baby Spoonができるまで
銀の板から糸ノコで切り出し、木槌で叩いて作り出すスプーン。
完成までには、ジュエリーメイキングの技術を活かしながらも、工芸的な過程を経ていきます。
先ずは、大まかにスプーンの形状を糸ノコで切り出し、先端の掬う部分にカーブをつけるために熱していきます。
硬い金属を柔らかくする”なまし“という工程です。
シルバーがピンクを帯びた白色に変化した頃合いが、銀板が柔らかくなったサイン。
「大丈夫かしら?」と思うほどバンバン火を当てますが、そこは躊躇せず思い切って!
様子を観察しながらその時が来たら火を外し、水に浸けて急冷。ジュッと音が聞きえるのも“なまし“ができたサインの一つです。
これで準備が整いましたので、次は木槌を使って打ちつけていきます。
徐々にスプーンらしさが表れる様子は嬉しい過程です。
ここからは、唐草柄でアレンジしたイニシャルデザインを糸ノコで切り出していきます。
糸ノコのちょっとした向きや力加減で柄のバランスが変わるので、その時々で唐草柄を自在に変化させて切り出します。
その個性は、ハンドメイド独特のニュアンスが感じられる ”世界で一つだけのスプーン“ となる所以かなと思います。
最後は、手は真っ黒になり結構大変な作業ですが、とても大切な磨きを経て、qFのサインをタガネで刻印して仕上げます。
オプションで、お誕生石を石留めしたり、
レーザー刻印でお誕生日やお好きなメッセージを加えることで、祝福の想いをもっとスペシャルに。
最後の最後はラッピング。
スプーンを優しく包むふわふわお布団を縫い、
紙ヤスリで桐箱の手触りを滑らかにし、フラワーボウ結びでリボンをかけて華やかにお届け致します。
他、シルバー磨きやスプーンのカードもセットで付属。
細部までハンドメイドの温もりを感じて頂ける贈り物でありたいと思っております。
次のblogで想いを綴っております。
是非、セットでお読みくださいませ。
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